ピルを服用されたことのない女性も多いでしょうが、女性にとっては大変便利なお薬となっています。また、ピルを正しく使えば100%の避妊効果ができます。ではピルの役割について説明していきます。

ピルは100%の避妊効果がある?

健康である男性と女性が性交渉をすると、妊娠をする可能性があります。
これが結婚をしている夫婦だったり、将来の約束をしている二人であれば、問題もなく、喜ばしいことと捉えられることでしょう。
特に子供の妊娠を待ち望んでいた夫婦であれば、大喜びといったところでしょう。
しかし、世の中そういった人たちばかりではありません。
付き合っていたとしても将来の事を考えているわけでもなく、快楽のために性交渉をしているという人たちもいたり、愛情の確認手段として考える人もいるでしょう。
もしも妊娠をしてしまっては困るといった状態である場合には、避妊をすることを考えた方がいいでしょう。
妊娠を防ぐための避妊方法としては、日本においては男性のつけるコンドームが有名です。
しかし、コンドームというのは避妊方法としては、万能ではなく失敗率も高いものです。
ですから、より成功率の高いものを検討したほうがいいでしょう。
また、女性が自分の身を守るといった意味からも女性自身が自分でできる避妊方法を行うというのもいいでしょう。
そこでおすすめなのが低用量ピルの服用です。
これはホルモン剤の入った錠剤を服用するものであり、女性の生理周期を整えて、排卵を抑えるような役目があるのです。
正しい服用によってほぼ100%に近い成功率を誇ります。
しかし、実際には飲み忘れなどによって失敗してしまうこともあります。
ですから、規則正しく服用するということはとても大切なのです。毎日同じ時間に飲む習慣をつけるようにするといいでしょう。
ピルというのは服用から48時間以上の時間が経過してしまうとその働きがなくなると言われています。
ですから、飲み忘れというのは致命的なのです。
正しい服用ができれば、ピルは避妊薬としては万能であるといえましょう。

ピルの役割と使い方

ピルの役割の第一は、女性主導型の避妊です。
妊娠を望まない場合、パートナーの協力がなくても、自分の意思で避妊することができます。
避妊の場合の使い方は、21錠タイプと28錠タイプのいずれも、生理の1日目から毎日1錠ずつ同じ時間に飲みます。
21錠タイプは、1シート飲み終えたら、7日間休んで次のシートに移ります。
28錠タイプは、シートの最後の7錠が偽薬なので、1シート飲み終えたら続けて次のシートに移ります。
シートには数字が記載されていますので、順番通りに飲むよう注意します。
生理の開始日から服用した場合には、初日から避妊効果がありますが、飲み始めが遅れた場合には、最初の1週間は他の避妊方法と併用します。
ピルは、生理日の移動にも使えます。生理を早めたい場合には、生理が始まって5日目から生理を避けたい日程の2週間前まで、1~2週間ピルを服用します。
服用中止後、数日で生理が始まります。避けたい期間にピルを飲む必要がないのがメリットです。
生理を遅らせたい場合には、生理予定日の7~10日前から、生理になりたくない期間中服用します。
きちんと服用すると、ほぼ確実に遅らせることができます。
生理日の移動に使う場合には、避妊効果は期待できませんので注意してください。
ピルは、月経困難症の治療に使われることもあります。月経痛の原因は、子宮を収縮させる作用のある物質です。
この物質は子宮内膜で作られるのですが、ピルは子宮内膜を薄く維持する働きがあるので、月経痛が軽減します。
また、子宮内膜の量が減れば経血の量も減り、貧血も改善されます。
この場合の服用方法は、通常は避妊目的の場合と同じように服用しますが、医師の指示に従ってください。

ピルは旅行の時に使うと便利

楽しみにしていた旅行なのに、タイミング的に生理になってしまいそう。
そんな状況では海やプール、観光も思い切り楽しむことは出来ません。このような時に使えるのがピルです。
ピルと言えば避妊薬というイメージが強いのですが、旅行や結婚式などの「生理のことは気にせずに楽しみたい」というタイミングで使うことで、生理の日にちをずらすことができるのです。
ピルを服用して生理のタイミングをずらすのに、遅くするのと早くするのとどちらでも好きな方を選択することができます。
次の生理までの日数により、生理を早めるのか遅くするのかを選択することになります。
生理を早めたい場合には、生理が始まって5日目から生理を早めたい日の1~2週間前まで毎日ピルを服用します。
ピルの服用をやめると身体は「妊娠しなかった」と判断して、受精卵のベッドとも言われる子宮内膜を剥がすため、生理が起こります。
女性の生理の周期は約28日のため、1~2週間程度早めることができます。
逆に生理を遅くずらしたい場合には、生理の予定日の1週間~10日前から生理を遅らせたい日までピルを飲み続けます。
服用をやめて数日で生理が始まります。しかし、生理の日程を長期間遅らせることは難しく、遅らせることができるのは約3週間となります。
ピルの服用タイミングによって生理の日にちをずらすことは出来るのですが、生理を早めたい時には生理が始まってから1週間以内整理を遅らせたい場合には生理の予定日の2週間ほど前までには受診するようにしましょう。
日にちをずらすことができると言っても100%完璧ではありません。
日にちに余裕をもって病院を受診することで、自分の希望するタイミングに生理をずらすことができるのです。
◎避妊だけじゃない、生理痛や生理不順にお悩みならお試しあれ
生理不順改善
トリキュラーで子宮内膜症を予防しよう